2月5日(月)放送

亘理町荒浜 レストラン水けしき 渡部重実さん
林朝子アナウンサー 取材リポート

亘理町荒浜の鳥の海沿いにあるレストラン水けしきは、地元の海産物を使ったメニューが自慢のレストランです。震災前に念願だったお店をオープンしたのですが、オープンしてすぐに東日本大震災に遭遇しました。当時冬場は閑散期ということもあり、荒浜のお店ではなく渡部さんは仙台市内のレストランで仕事をしていたのですが、荒浜の新しい自宅兼レストランは津波で流されてしまいました。当時は自分自身が震災を免れ「生かされた」と思い、踏ん切りをつけたそうです。その後は避難所で体調を崩し、余命半年のガンを宣告されてしまいます。
しかし、今も治療を続け渡部さんは「生かされた」と思わせてくれるほど元気になり、奇しくも荒浜で再スタートをきることができました。レストラン「水けしき」は鳥の海を見渡せる場所にあり、内装はお手製のテラスやアクアリウム、枯山水の庭を備えた素敵なお店になり、宮城版ミシュランに掲載されるほどの名店となりました。店を始めて5年が経ちましたが、現在鳥の海温泉が改装工事に入り、近くの市場も閑散としているこの状況に苦戦しています。味は、林朝子アナウンサーも太鼓判を押すほどの絶品メニューが多数です!ぜひ足をお運びください。

レストラン水けしき
亘理町荒浜御仮屋159-106
午前11時~午後3時


亘理町自家焙煎珈琲豆専門店「GLIM coffee roaster」安達英和さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート

仙台市出身の安達さんのお店「GLIM coffee roaster」は、トレーラーハウスを改造して作った店舗で自ら焙煎したコーヒー豆が並ぶ店です。安達さんは仙台港に店舗があるコーヒーチェーンでお仕事をされていましたが、震災直後にお店を再開するとそこには震災前に通ってくれたお客さんが戻ってきてくれたそうです。
働き始めてから「家で飲む珈琲がいちばんおいしいと思ってもらいたい」という気持ちを実現するために、亘理で「GLIM coffee roaster」をオープンさせました。様々な国や地域で作られている珈琲豆を自分自身で厳選し、販売しています。現在は自分自身も亘理町に移住して亘理の魅力を十分に感じていますし、ずっとここで仕事をする覚悟もできました。この地から、新たに自分にしかできないこと自分にしかできない「自家焙煎珈琲」を確立し発信続けたいと、謙虚ながらも話してくださいました。
ひとりひとりにあった珈琲を処方したい、と話す安達さんの自家焙煎珈琲豆専門店「GLIM coffee roaster」は、かならずみなさんの好みに合った珈琲豆の焙煎をしてくださるそうです。珈琲好きの方は、じっくりゆっくりお話をするために訪れてみてはいかがでしょうか。

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