7月19日(月)放送分

山元町
伊藤ディレクター取材リポート

今年の2月13日(土)の深夜、福島県沖を震源とし発生した地震で、宮城県の沿岸部、県の南に位置する山元町は震度6弱を観察し、断水や家屋の被害がありました。当時被害が見られた場所へ再び向かうと、建物のすぐ近くが隆起していたり、瓦が落ちてそのままの家にはビニールシートがかかったままでした。
地震の翌日に取材したお宅へ伺っても、生活は通常に戻っていますが、家の外側では、被害の爪痕が残ったままだということです。瓦屋さん自体数が少ないということで、瓦の供給が滞っている状況のようでした。
坂元の徳本寺と、山下の徳泉寺のご住職、早坂文明さんによると、地震によって何百もの位牌が落ちてしまったということです。いつになったら安心できるのか、というより、絶対の安心はなく、忘れることもないのだという言葉が印象的でした。10年前を知らない世代にどう伝えていくのか

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