7月26日(月)放送分

石巻市 かどのわき町内会会長 本間英一さん
守屋周アナウンサー 取材リポート

震災で大きな被害を受けた石巻市門脇地区の町内会が、この10年間に発行したコミュニティニュースを1冊の本にまとめました。地震発生直後の避難所での生活、当時の日々の出来事、ボランティアの方々との交流などが写真とともにつづられています。
この本を作った、かどのわき町内会会長の本間さんによると、震災当時の記録が少なく、ボランティアの方が増えると、どんな内容で、どんな方が来たか、写真付きで残す必要性を感じたからということです。実際に門脇には、震災直後から多くのボランティアが入り、様々なイベントが開催されました。落語やオペラ、さらにはボランティアで出会った人同士の結婚式もありました。
震災後10年の間に、災害公営住宅や、南浜復興記念公園ができ、インフラ整備が着々と進んできました。その中で、住みやすいまちとなり、ボランティアの力も借りながら、自分たちでコミュニティを作り上げてきました。震災直後の貴重な記録で、そうした歩みを改めて振り返ることができればと思います。

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