8月16日(月)放送分

気仙沼市 インディゴ気仙沼 藤村さやかさん
野口美和アナウンサー 取材リポート

インディゴ気仙沼は、藤村さんが2015年に設立した藍染め工房です。子供を育てながらでも働ける場所を作ることを目的にスタートさせました。
インディゴ染めとは、インディカンという青色の色素を含む植物を原料に染めたものです。日本古来の藍染めとは原料や作り方が異なることから、インディゴ染めと呼びます。気仙沼=海というイメージを染め物で表したかったといいます。
藤村さんはもともと染め物の経験はなく、初めは独学でした。震災後すぐの時には、遺品を染めて欲しいと持ってくる人が多く、そこで染物に対する考え方が大きく変化したといいます。復興とともにインディゴ気仙沼も成長していきます。
藤村さんの出身は、アメリカのミシガン州。気仙沼には縁もゆかりもありませんでしたが、ご自身の息子さんを気仙沼で出産し、子供にとってのふるさととなる街をも自分の手で盛り上げていきたいと感じたそうです。
東日本大震災をきっかけに、女性の働ける環境として、そして気仙沼に彩を届ける拠点として、活動を続ける藤村さん。”気仙沼といえば、インディゴ気仙沼の染め物”だとなっていくように、これからも藤村さんの活動に注目していきたいです。

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