11月8日(月)放送分

仙台市若林区卸町 アゾット 相澤 謙市さん
小野寺 穂実ディレクター 取材リポート

創業10年目の商談中に東日本大震災で被災した相澤さん。工場は全壊。
繁忙期をどう乗り切ろうか…思い悩む中、助けてくれたのは地震の影響が
ない関西地方の同業者でした。そして、京都の工場を拠点に福井、岐阜の
同業者が手を差し伸べてくれ、製造を再開させます。その間、相澤さんは
仙台に戻り、2011年7月には宮城野区扇町で再スタートに漕ぎつけた
ものの、その後台風に襲われ、再び被害を受けてしまいます。心が折れた
と話す相澤さん。しかし、災害をピンチと捉えるのではなく、その後必ず
チャンスは訪れると信じ、前に進んでいきました。
相澤さんには依然から取り組んでいるボランティアがあります。DVから
逃れて暮らす子供たちとの支援。共に過ごす時間を通して子供たちの視点
は常に客観的であり、経営者として大切な「いろいろな角度から先のこと
を考える」、客観的な視点を持ち続けることの大切さを認識させてもらっ
ていると話します。災害に対する捉え方もこの客観的視点で見れば、前に
進んでいくヒントを見つけることが出来るのではないか…この視点が相澤
さんと社員の皆さんの前に進む大きな力となり続けています。

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