Archive for 2017年11月13日

11月13日(月)放送

名取市愛島 プレワーカーズ須永 力さん
伊藤晋平アナウンサー取材

今回話を伺ったのは、一般社団法人プレワーカーズの代表 須永力(つとむ)さんです。須永さんは25年以上子供に遊びを提供するプレワーカーを務めています。プレワーカーズは震災以降被災した各地で、遊びを提供する活動をしていましたが、今年の7月に須永さんは名取市愛島に子どもたちに遊びを提供する拠点を作りました。名前は「○○(まるまる)」で、お庭と縁側のある家です、その施設の中ではゲーム機ではなく野球盤や自分たちで木を切って作ったオリジナルのおもちゃがありました。
「ぶんちゃ」と生徒から慕われる須永さんは、震災当時は静岡にいましたがその仕事の区切りをつけて被災地に入り、子供たちに遊びを提供しようとプレーカーという車に道具を積み込んで各地に出向きます。子どもたちは震災直後は荒っぽく、激しい喧嘩も良くありました、何かを壊してストレスを解消しているようでした。その後は、だんだん落ち着きを取り戻してきましたがそれは、子供たちのやり場のない気持ちの現われだったのかもしれません。本当に深く心に傷を負った子供たちは、その遊び場にさえもでてこれない状況でした。須永さんはそんなみんなが、遊び場に出てこられるまでやり続けたいと話します。
出張で、よそ者として遊びを提供してきた須永さんは、今回名取市に腰を据えて市民としても生活しています。よそ者ではなく、地域の人間として周囲の方々と協力して、楽しく今後も活動を続けていきたいと話してくれました。各地域、各学校のそばに1軒「○○」のような施設ができることを強く願います。

女川あがいんステーションスタッフ 阿部真知子さん
電話インタビュー

9月の初めに、女川駅前に「女川交番」ができました、仮設だった銀行や郵便局などが本設として新たなスタートをきりました。最近は、宿泊施設のトレーラーハウスが周囲に建ち、女川の夜もにぎわってきています。ゆっくり宿泊して夜の街を探検するのも面白いですよ。今なら女川のさんまも食べられますので、それも楽しみにお越しください。
また、浦宿浜の仮設商店街「きぼうのかね商店街」が9月30日で営業を終え、2,3店舗が新たな仮設店舗で営業再開、その反面これを機にお店を閉めたお店もあります。災害公営住宅も85%ほどが完成し、平成30年3月には、集合や戸建てを含めすべてが完成する予定です。また、女川駅庁舎も役場が来年9月完成予定で建設されています。