TBC気象台日誌

熱中症 高齢者は特に注意!

仙台市の熱中症救急搬送数。猛暑となった2010~2012年が、飛び抜けて多いことが分かります。

仙台市の熱中症救急搬送数。猛暑となった2010~2012年が、飛び抜けて多いことが分かります。

今年も熱中症に注意が必要な季節がやってきました。仙台市消防局のまとめによると、仙台市内では昨年、369人が熱中症とみられる症状で病院へと救急搬送。過去10年では、記録的な猛暑となった2010年(444人)に次ぐ多さとなりました。

年齢層別にみると、65歳以上の高齢者が全体の約4割を占めてトップ。高齢者の熱中症患者は、自宅や老人施設などの屋内で発症した例が半分ほどで、暑さが厳しい日中だけでなく、時間帯を問わずに発症する傾向もあるそうです。

加齢とともに、暑さを感じる身体の機能が低下する上、汗をかきにくく体温が下がりにくくもなるため、高齢者は熱中症にかかりやすいという特徴が。また、トイレに立ちたくないからと、水分の補給を控える方が多いことも、それに拍車をかけているようです。

最新の長期予報によると、今年の夏もまた猛暑になる可能性が出てきました。特に、急に暑くなるような日は熱中症にかかりやすくなるため、体調の管理には十分に注意してください。

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