TBC気象台日誌

午年は台風の上陸が多い!

比較的穏やかなスタートとなった2014年。今年は果たして、どんな天気になるのでしょうか?

午年の天気傾向を調べてみると、台風の上陸数が多いことに気付きました。一年間に上陸する台風の数は平年で2.7個ですが、台風の統計が残る1951年以降の午年に限ってみると4.6個。数が多いだけでなく、1700人あまりの死者・行方不明者を出した「洞爺丸台風」や、国内観測史上最大となる85.3メートルの暴風を宮古島で記録した「第2宮古島台風」など、勢力が強い台風の襲来も目立っています。

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昨年後半は台風の発生が相次ぎ、19年ぶりに30個を突破。国内では台風18号や26号によって大きな被害が出た他、30号はフィリピンを直撃して甚大な被害をもたらしました。その要因の一つとなった日本の南海上の海面水温は、フィリピン近海などでまだ平年よりも高い状態が続いていて気がかりなところ。台風が北上してきそうな場合は、気象情報を「ウマ」く活用しながら対策を講じていくようにしましょう。

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