TBC気象台日誌

予測が難しい局地的豪雨

石巻地域では、11日未明から明け方にかけて1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、記録的な大雨となった所がありました。「気象庁府県情報より」東松島市付近と石巻市付近では、1時間に約120ミリの雨が降り、数年に1度程度の大雨が降った際に発表される記録的短時間大雨情報も発表されました。10日夜の段階では、宮城県にかかる雷雲は西から東へと移動していましたが、11日未明に石巻地域にかかった活発な雷雲は、同じような場所に停滞し、局地的に猛烈な雨を降らせました。こういった雲の事前の予測は大変難しく、日本全国どこでも起こりうると言われています。今後も、事前に十分予測されていない大雨にどう備え、どう行動すればよいのか、今回の豪雨を教訓にあらためて家族で話し合ってみるのはいかがでしょうか?
図は、11日午前0時時点での午前3時の雨雲の予想。石巻付近は、それほど強い雨雲がかかることは表現されていない。

表現できていない雨雲

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