12月18日(月)放送分

「減災絵本 リオン」
大久保悠アナウンサー 取材リポート

12月17日(日)、仙台市地下鉄東西線荒井駅構内にある「3.11メモリアル交流館」で「減災絵本 リオン」発刊10周年を記念したイベントが開催された。「減災絵本 リオン」は2013年3月に発刊された、幼稚園に通う主人公いちろう君とお母さん、たんぽぽのわたげの妖精リオンが登場する絵本。地球の自然の恵みと災害は隣り合わせにあるということをわかりやすく解説し、読み進めていく中で「自分で守る」、「備えることの大切さ」を学ぶことができる。
今回のイベントでは、絵本製作に携わった方のうち、保田真理さん、黒田典子さん、林美千夫さんの3人が登壇し、絵本が生まれたきっかけ、それぞれの思いを共有した。そして、リオンを読み聞かせしてもらい成長した子どもたちが、自分たちがどのようなことを感じて、今に活かされているのかなどを話した。
保田さんは「当時3歳だった子どもたちが中学生になって読み聞かせをしてくれていることに感動、リオンの精神たんぽぽの種が確実に飛んで行って芽生えたことを強く感じた。どこの世界でも同じように災害に備えるという気持ちを子供の時から持ってもらえるように広めていきたい」と語った。

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