2月6日(月)放送

仙台市青葉区国見町が行う「外国人留学生の防災・減災」
鈴木実森アナウンサー取材リポート

仙台市青葉区国見地区在住の留学生を招いて1/16(月祝)に行われた「防災ボランティア表彰式」ですが、仙台市からは6団体が表彰されました。国見地区連合町内会東部ブロックは、独自に避難所運営マニュアル「外国人留学生の連携及び対応」を定めたことで表彰されました。
 ここ仙台市青葉区国見町には、東北大学への留学生が多く住んでいて、地域連携をとるためには外国人とのコミュニケーションが必須です。およそ900人が住む国見町では、それぞれの出身国によって災害が多い国、そうでない国、宗教によって食せない食べ物があったり言葉が通じなかったり等、東日本大震災では困った事もたくさんありました。
その経験を踏まえて、今後災害が起こった場合にはいかに連携をとって外国人のサポートをしていくかを考えていかなければなりません。
 留学生は、入卒業や帰国などで入れ替わりが毎年あります。外国人留学生は、先輩などから震災の被害や状況を見聞きして災害に備えています。それぞれに危機感を持ち自分なりの対策を講じなければなりません。今後は、地域で防災意識を高くもち、国の垣根を越えて防災・減災をともに連携して行っていく必要性が求められます。

南三陸町志津川町 「仮設からやっと自宅再建へ」 佐藤怜子さん
林 朝子アナウンサー取材リポート

佐藤さんは震災時に南三陸町内で被災し、長らく志津川高校グラウンドにある仮設住宅に住んでいましたが、去年10月ようやく町内に自宅を再建し、新井田地区に自宅を再建しました。
佐藤さんは、戦後結婚を機に夫の家業の商店を手伝うために南三陸町に移り住みました。十日町で文具や教科書、米などを販売する「佐竹商店」を営んでいましたが、震災で自宅兼商店は津波で流されてしまいました。その後避難所に身を寄せましたがペットの大きい犬がいたため、紫波姫の長男の家に避難します。その後、志津川高校の仮設グランドの抽選にあたって犬と2人で暮らし始めました。
混乱からの仮設住宅暮らしも、周辺のみなさんとの絆により楽しく生活を送ることが出来ました。
 今、高台へと移り住んで日々変わりゆく街並みを見ながら、終の住みかを得て弟夫婦と孫とで暮らす日々。。。変わりゆく町に期待を込めながらこんなものがあったらいいな、こうなったらいいな、と思いをはせます。

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