4月10日(月)放送

どっとなとり閖上会 説明会
古野真也アナウンサー取材リポート

名取市で活動を行っている「どっとなとり」が閖上在住者を対象に先月3月16日に仮設の閖上公民館で「閖上会」が開催されました。
「閖上会」は、地元出身の大友貞子さん(91)が先生として、そして閖上にゆかりのある地域住民の方々が参加し、漁師町をなつかしみ、閖上大漁節などの民謡や三味線などを楽しみました。この会では6年ぶりに再開する住民の方々もいらっしゃり、始終閖上地区の震災前の思い出を共有するような、懐かしいメンバーとの再会に、笑顔と笑い声で会場は包まれました。
参加された方の中には「戻れなくても閖上に戻れない」「移り住んだところで生活の基盤が出来てしまった」などさまざまな事情を抱える人もいて、自身が抱える悩みなどを聴く、話すなどコミュニティの場としても活用されました。
次回は、4月20日、仮設の閖上公民館で開催が予定されています。閖上にゆかりのある方ならどなたでも参加可能です。閖上での「お茶っこ」へ是非参加してみてはいかがでしょうか。

石巻のシンガーソングライター 萌江(もえ)さん
林 朝子アナウンサー取材リポート

石巻市出身のシンガーソングライター 萌江(もえ)さん、現在22歳でシンガーソングライターとして活躍しています。趣味から始めた音楽でしたが、大学を卒業を機に、シンガーソングライターの道を選び活動を本格的にスタートさせました。
石巻市の街ナカイベントなどで積極的に歌を披露してきました。そして、この度3月にワンマンライブを行う程になりました。ワンマンライブは高校生からの夢だったそうで、石巻の市民の皆さんの暖かい声援にはげまされて開催にこぎつけました。
ワンマンライブのほかにも、仙台からライブ会場の石巻市まで走ってその途中で歌を披露する「マラソンライブ」などの企画も行ってきました。
萌江さんは、東日本大震災時に感じた「音楽の存在」を改めて感じ、本格的に音楽の道へ進むことを決めました。高校生だった当時の石巻市の風景が一瞬でなくなってしまった経験は今の自分の強さ、原動力になっているそうです。
そして完成した曲「いしのまきのうた」。歌詞の一部「いいところだよ 幸せな町 のんびり時間が流れていくよ 負けはしないよどんな試練にも きずなと笑顔で結ばれているから」は“いしのまき”の頭文字で始まっています。
今後も、地元石巻に、たくさんの人が来てまた笑顔があふれる街に復興していくことを目標に、これからも歌い続けます。

◆LIVE情報◆
萌江(もえ)さんが出演するLIVEは、
・日時  2017年4月11日(火) 午後6時~
・場所  仙台MACANA   で行われます。
「いしのまきのうた」は手売りでCD販売されます!

Comments are closed.