5月8日(月)放送

神戸子ども総合総合専門学院 山田利行さん
藤沢智子アナウンサー インタビュー

 スタジオには、兵庫県明石市から保育士養成校 神戸こども総合専門学院の講師、山田利行さんにお越しいただきお話を伺いました。
山田さんは2013年の夏から何度も宮城県の被災地(石巻市など10ヵ所)に通い、子供たちの様子を探り、長い時間をかけて見守りを行いました。兵庫県も阪神淡路大震災で被災したことから、子供の心のケアを心配し「見た目」と「心」の変化を探るためだったそうです。
 子どもたちを見ていると、震災後から「遠慮」をしながら遊びをしていると感じることもありました。遊ぶということは「遊べる環境」が普通にあるこということです。
 特に気を付けたのは、必ず遊びで子どもと関わる時に「折り紙」を置くことにあったそうです。折り紙は折らなくてもちょっとしたメモ用紙に早変わりし絵を描く、話のきっかけにもなる道具でもあります。
「折り紙」は、三角を折るところからきれいな立体の作品ができあがります。指先を動かす、先生に聞く、折り方を習うなど「学び」の要素が詰まっていてますので、狭い仮設住宅や静かに時間を過ごさなければならない場所での遊びにも適しています。子どもの発達にも大きく影響があるため、場所を選ばず、現在子育て中の方にもおすすめの遊びです。
 山田さんは今後も被災地に足を運び、子供たちの変化を温かく見守っていきます。

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