9月10日(月)放送

石巻カフェ「」(かぎかっこ)閉店 代表 神澤祐輔さん
伊藤晋平アナウンサー取材リポート

石巻市役所の1階で6年間にわたり営業を続けてきたいしのまきカフェ「」(かぎかっこ)。高校生がゼロからカフェづくりをするプロジェクトでしたが、先月8月20日をもって閉店しました。閉店を決断した理由は、震災があってできたこのカフェが7年という時間の経過を経て、高校生たちの震災に対する思い(ソフト面)と建物のハード面の両面で、活動に一区切りついたと判断したからです。
カフェは閉店しますが、この活動の別「高校生百貨店」という派生プロジェクトが現在、都市部などで石巻の魅力を発信しています。高校生たちが地元の魅力ある商品を百貨店などの催事で販売しているもので、勉強以外の夢中になれることをそれぞれの能力を発揮できる場所がもう一つ増えました。
今後、 代表の澤祐輔さんは「高校生や「」(かぎかっこ)を卒業したOG,OBのみんなが石巻を離れ、もう一度戻ってきたいと思える仕掛けも作っていきたい」と話してくれました。

北海道胆振東部地震 現地取材リポート
根本宜彦アナウンサー

今月9月10日に発生した北海道胆振東部地震。北海道胆振東部地方を震源とするM6.7の地震が発生し、札幌市内は市民生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。停電や余震が続く中、根本アナウンサーが現地取材を行っていると7年前の東日本大震災と同様の現象が見られました。
スーパーやコンビニの商品が品薄になり店の前に行列、ガソリンスタンドにも行列、防災グッズコーナーに人だかり。。。札幌市内で列に並んでいる方にインタビューをしたところ、スマホの充電や予備電池の購入にとても苦労したという声が大変多くありました。
また観光都市札幌ということもあり、韓国や中国からの旅行者が避難所に多く身を寄せていたことも印象的です。交通機関がストップし移動できなくなった外国人旅行者のために、外国人通訳の方が避難所に来ていました。情報提供のためです。
明日で東日本大震災から7年6カ月。あの時どう行動したか忘れることもありますので、今回の地震災害から思い出したこと、新たに気付いたことを次に起こりうる災害に備えて、自分のこととしてとらえ再確認していくことが重要だと感じました。

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