2019年1月7日(月)放送

亘理町 安住いちご園 安住 巌さん
藤沢智子アナウンサー 取材リポート

藤澤アナウンサーが亘理町へ取材に出かけました。
亘理町長瀞のイチゴ農家、安住 巌さんは震災時にハウスも自宅も流されてしまいましたが、従来の土で作る土耕栽培にこだわりボランティアの皆に手伝ってもらいながらイチゴ栽培を継続してきました。従来、水耕栽培でイチゴを育てている農家が多い中での作業です。
当初イチゴの栽培に不可欠な地下水は津波の影響で、長く塩分濃度の高い状態が続きました。今までの7年間、タンクで水を他の場所から汲んできてイチゴに与えていましたが、最近地下水が復活したそうです。作付面積を減らし奥様と2人で土づくりから始めたイチゴ栽培は、震災前のように地下水をくみ上げての栽培へ戻りました。今後も、夫婦2人で「健康第一」、皆様に喜んでいただけるようなおいしいイチゴづくりを続けていきたいと話してくれました。

女川水産業体験館 あがいんステーション
スタッフ 阿部真知子さん 電話インタビュー

2019年は、1月2日からあがいんステーションがオープンしました。里帰りで帰ってきた人たちがお土産を購入していく風景が毎年みられましたが、今年はそれほどではありませんでした、しかし、地元の人々が年末年始のご挨拶に贈答品を購入したり、食事処を利用したりと違いが見えてくる年末年始でした。
年末年始と言えば、阿部さんは大晦日に女川町でカウントダウンイベントに参加し、初日の出も女川で見たそうです。今年は災害公営住宅のベランダから初日の出をみたという方もいらっしゃったそうでそれぞれの地元での過ごし方にも変化が見えてきました。震災から間もなく8年を迎える2019年、昨年は日本中で災害も多く起こりましたが、良い年になるように願うばかりです。

Comments are closed.