6月3日(月)放送分

美里町出身音楽プロデューサー 佐藤三昭さん
粟津ちひろアナウンサー取材リポート

2019年3月「かざぶね」という童話集を発表した音楽プロデューサーの佐藤三昭さんを取材しました。普段は映画主題歌やミュージカル音楽の製作・舞台監修などをを行っています。東日本大震災で多くの友人を亡くしたことがきっかけで震災後2011年から2013年にかけて、自分の想いをはじめて童話という形にしました。
今回出版された「かざぶね」は、7つの短編童話が描かれています。「言葉で書かないと生きて行けなかった」と佐藤さんは当時を振り返りますが、自分の想いを初めて童話にしたのは「童心を思い返しながら、子供の時の純粋な感じる力を書き残したかった」という思いが込められています。震災を忘れないこと、次の災害に備えることがクリエイター、物を作る人間の仕事ではという思いが原動力になっています。


震災から8年、新居へお引越しした 三條すみえさん
林田悟志アナウンサー取材リポート

石巻市長面地区で被災した三條さんは、震災から8年が経過し、みなし仮設から新居へお引越しをしました。新居は長面地区のようなご近所付き合いもなく淋しい思いもありますが、新しいお家での生活が始まりました。まだ新居に慣れずにいますが、生活面ではとても便利になったそうです。
ご近所のみなさんも夏祭りなどで長面に集まる機会はありますが、住居はバラバラになったため、集まる機会が少なく苦労もあります。機会を設けてお互いの家をいったりきたりしています。今回は、ハマナスカフェの濱畑さん、震災後に東京から訪れていた大野悦子さん、元漁師で現在ゲストハウスを経営している奈良坂京子さんがまちびらきの次の日ということもあり、新居へ遊びにきてくれいる場面にも遭遇しました。
3年前から石巻市大川地区で語り部ボランティアをはじめた三條すみえさん。次回の語り部は6/23(日)です、機会があったら是非石巻市の大川地区・長面地区を実際に訪れてほしいと思います。

Comments are closed.