12月23日(月)放送分

石巻市 焼鳥と精肉のお店 やまだ(立町店)
粟津ちひろアナウンサー取材リポート

大正7年創業の焼鳥と精肉のお店 やまだは、100年の歴史がある精肉店です。
たれと塩の焼き鳥のテイクアウトもできるこのお店は、自家製のたれが自慢のお店で、地元の主婦たちに人気のお店です。震災時、津波の水はすぐに引いて、大きな被害はなかったためその後は炊き出しなどの手伝いを行っていました。ただ、取引先や業者の方々が被災状況がわからず当時は、差し入れを持ってきて安否確認などをしてくださったそうです。
8年8カ月経過した今、石巻市では若者が去ったり、新しく移住してきた方が増えたりと「すごく微妙」な感覚を覚えたそうです。今後の石巻市の再建、街づくりに期待も不安もある状況で、これからの街の再建を静かに見守っていくようです。

石巻市 老舗のお餅屋 二色餅
粟津ちひろアナウンサー取材リポート

3代目の西川さんは、震災時の「揺れ」の大きさに驚きました。最後にお店を見た時はショーケースの商品がバラバラになって飛び散っていたそうですが地震後すぐに日和山に避難していたため状況が把握できずにいたそうです。その後避難してきた人に「お店が流されていた」という情報をもらい、数日後に確認したところお店も自宅も津波で流されていて、気持ちがとても落ち込み、不安な気持ちを抱えて過ごしました。
その後駅前に店を再建しますが、当時のことを思うと今も心が痛むそうです。創業から90年を超える老舗店「二色餅」は今後もお客さんのニーズにこたえていけるよう、研究を続け腕を磨く毎日だそうです。

石巻市 えび志
粟津ちひろアナウンサー取材リポート

そば処えび志は、昔ながらの中華そばを提供しているお店です。
震災時、店は2Ⅿ50㎝の津波で大きな被害を受けましたが、ボランティアの方々に泥のかき出し、店の整備を手伝ってもらいきれいに片付きました。その方々には今も感謝の気持ちでいっぱいですが、今後の店の発展・利用を考えるとリフォームをあきらめ、解体しなければなりませんでした。
2014年に新たに店を再建し現在も営業を継続している「そば処えび志」、昭和の雰囲気が漂う店内で、おいしいサービス満点の食事が提供されます。お近くに立ち寄った際は、是非その味に舌鼓を打ってみるのも良いでしょう。中華そば定食はボリューム満点ですよ。

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