5月11日(月)放送分

石巻市「宮城エキスプレス」 宇都宮博行さん
古野真也アナウンサー 取材リポート

今年71歳の宇都宮さんは生まれも育ちも石巻。運送会社「宮城エキスプ
レス」を営んでいます。2011年3月11日、東日本大震災が発生。町
の姿は変わり果て、水産物を補完する社屋は壊滅的な被害を受けました。
この時宇都宮さんが心に誓ったこと「何とかしなければいけない」。被災
を免れたトラックを使い運送を再開させます。震災から3年、社屋を被災
した土地に建設。5階建ての建物は東日本大震災の教訓を活かし建てられ、
津波避難ビルの指定を受けてヘリポートを整備。「地域で生活する人の安
全と安心」を第一に、次の世代へ震災の恐ろしさを伝えていくミュージア
ムを整備するなど、石巻の復興に向け汗を流し続けています。

女川町「女川水産業体験館・あがいんステーション」
阿部真知子さん 電話インタビュー

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言により現在休業中ですが、
12日から営業を再開する「あがいんステーション」の阿部さんに、今の
女川町の様子を伺いました。3月末には町で唯一の震災遺構「旧女川交番」
が完成。また、中心部の主要道路はほぼ整備されたそうです。そして先月
「シーパル女川」に新店(本格ピッツァ提供の「イル・ガッビアーノ」)
がオープン。現在は、テイクアウトが盛況とのことでした。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策では町内店舗の営業状況を聞き取り
まとめ、観光協会ホームページや新聞の折り込みチラシに掲載するなど、
街の復興を止めないようこうした営みを続けているということです。

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