6月8日(月)放送分

カフェ310・岩沼ベース 佐藤和也さん
古野真也アナウンサー 取材レポート

東日本大震災の発生後、岩沼市に開業した一軒家カフェ。特に
女子高生を中心にフルーツ狩り気分で楽しめるカフェとして、
SNSで人気を集めています。
震災後、福島県南相馬市小高区から岩沼市に移住し、カフェを
開店させ4年。当時の住まいは東京電力福島第一原発から20
キロ圏内。事故による放射能被害からの避難生活を余儀なくさ
れます。そして、一時帰宅が許され、故郷と行き来をする中、
家族には相談せずひとりで下した決断。それは、勤めていた会
社を辞め、岩沼市で新たな仕事を始めること。駆け出しは好き
なバイクの貸倉庫、その後カフェを併設し、スイーツを提供し
たところ、SNSで人気が呼び、今に至ります。
故郷は離れましたが故郷に思いを馳せる日々を過ごす佐藤さん。
自分を育ててくれた土地への感謝の気持ちを胸に、これからも
岩沼市で人生の歩みを続けながら、南相馬市にカフェの2号店
を開く構想も持っているということです。

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