6月22日(月)放送分

宮城ゆりあげ麦酒醸造所 原 勉さん
後藤 舜アナウンサー 取材リポート

名取市閖上でクラフトビールの製造・販売を行っている
「宮城ゆりあげ麦酒醸造所」。東日本大震災で亘理町の醸
造所が被災。およそ2年後、岩手県花巻市に仮の工場を作
り、ビールづくりを再開させます。しかし、亘理町より北
の街の気候はこれまでのビールづくりで培った方法をその
まま活かすことが出来ず、苦労の連続。その後、亘理町に
近い名取市閖上地域で行われていた企業誘致の活動を知り、
亘理町に近い環境でもあることから、再び移転を決意しま
す。そして今年1月から本格的に稼働を始めます。そして
今、フルーツビールなど、オリジナルのビールづくりに勤
しんでいます。地の利を生かし、再起の力を大切に地域に
根差した商品開発に心を注ぐ原さん。今月から醸造所での
直販も始めるなど、名取の「味」の定着に向け努力を続け
る毎日です。

どっと名取 菊地 麻理子さん
藤沢 智子アナウンサー 電話インタビュー

同じく名取市閖上で地域コミュニティの再生を目的とした
復興住宅内で交流サロンの開設運営などを行っている「ど
っと名取」。新型コロナウイルス感染拡大により4月から
5月にかけサロンは閉館。利用者への影響もありました。
特に外出自粛が促される中、独居の年配者も多く、見守り
活動もままならない状況が続いたそうです。現在「どっと
名取」では、自宅にいることで運動不足になりがちな利用
者への運動を促しながら同時に安否確認を行ったり「どっ
と名取通信」という配布物を作成し配布。塗り絵なども加
えて、家で過ごす時間を少しでも楽しいものにしてもらお
うとの取り組みを行ってきました。先月21日にサロンは
再開。待ちわびた利用者から喜びの声が寄せられているそ
うです。今後は密集、密接を避けながら、利用者と地域の
人たちにより楽しんでもらえる活動に取り組んでいきたい
と話してくれました。

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