12月14日(月)放送分

丸森町 
不動尊公園キャンプ場 小野正名さん
後藤舜アナウンサー 取材リポート

1年を通して楽しむことができるキャンプ場として人気の、不動尊公園キャンプ場を取材しました。ここは去年10月に上陸した台風19号の影響で壊滅的な被害を受けました。
不動尊公園キャンプ場の所長の小野正名さんは、台風の2日後にキャンプ場を訪れ、被災直後の状況を目の当たりにしました。キャンプ場の至るところで台風の爪痕が大きく残っていたといいます。そんな状況の中でも、スタッフ総出でキャンプ場の復旧に取り組み、地味で体力的な作業を1ヶ月以上毎日続けました。
そんな小野さん方を救ったのが、ボランティアや常連のお客さんの存在でした。多くのボランティアの方々が作業を手伝い、応援の声もたくさんありました。
台風からおよそ2ヶ月後には第1キャンプ場のオープンに漕ぎ着けましたが、いつ起こるかわからない水害への恐怖は拭えないといいます。また、現在は新型コロナウイルスの影響もあり、ゴールデンウィークの売り上げは全くありませんでした。それでも、コロナ禍で注目を集めている「ソロキャンプ」に目をつけ、一人アウトドアを楽しむ場を提供しています。
小野さんは今月いっぱいでキャンプ場を離れてしまいます。14年半勤めた場所を離れるのは寂しいですが、これまでみんなと作り上げてきたキャンプ場を、町に根付いたキャンプ場として、これからも庶民に優しい場であってほしいとお話ししていました。

Comments are closed.