3月5日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・女川町を取材 飯野雅人アナウンサー

昨年末、クリスマスの飾りつけの最中にお邪魔して以来ご無沙汰してしまいました。横倒しのビルはまだそのままでしたが、瓦礫はずいぶん片付いたなぁという印象です。現在、女川高校のグラウンドで営業している合同庁舎と合わせ、4月には50店舗の仮設商店街が営業をスタートする予定だそうです。今日も雨の中建築作業が進められていました。ちなみに、近くに既にオープンしている「コンテナ村商店街」は、素敵なウッドデッキも増設されて更に素敵な雰囲気になりました。ただ、なかなか集客が思うように行かず今後の工夫が必要になりますが、今度仮設住宅に出張してのイベントも企画しているとか。応援したいですね。

・気仙沼の春の風景

「気仙沼は復旧へ進む速度が遅いんです」と住民の方の声を聞く機会が多かったように思います。一概に比較はできないのですが、確かに陸前高田市からの帰り道に町を眺めると「まだまだ」の風景が多く目につきます。そんな中でも立ち上がる皆さんにお会いして元気をいただきました。「鹿折復興マルシェ」は3月10日のグランドオープンを前に、既に数店舗が営業中。鮮魚の「海幸」には、あの気仙沼名物「もうかの星」も並んでいましたよ!そして大川の桜並木は、例年通り2月末の桜の枝の剪定を実施。去年同様とはいきませんが、今年は去年開催できなかったさくらまつりも開催したいと、「気仙沼大川桜並木を保全する会」が計画しています。ボランティアさんの力も借りて、丁寧に剪定作業が進んでいました。剪定した枝を使った炭焼きも予定されているそうです。

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また、元気な演奏を聞かせてくれたのは「八幡太鼓ジュニアベストチーム」の皆さん。メンバーの自宅が被災したこともあり、人数は60人から25人ほどに減ってしまいましたが、去年7月からは練習を再開してはつらつとした表情を見せてくれています。なんと北京で開催されたイベントにも招かれて演奏を披露したそう。津波で失った衣装や道具など、全国からの支援を受けて海外での演奏にこぎつけたという八幡太鼓。力強い太鼓の音色が、気仙沼を元気づけてくれているようですね。

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