4月25日(月)放送分

東松島市 後藤水産 後藤晃さん
藤沢智子アナウンサー インタビュー

先週に引き続き、東松島市でカキの養殖を手掛ける後藤水産の二代目、後藤晃さんのインタビュー。
東日本大震災発生直後、後藤さんは消防団員として地区住民の安否確認、避難誘導と動いた。幸いなことに、後藤水産のある大塚地区は、ほかの地区ほど津波で大きな被害は受けなかったため、その後ほかの被災した地区の人たちの救援や支援のための拠点となり、後藤さんも活動に奔走。その後の大塚地区の状況、そして現在についてうかがった。
カキの養殖については協同で行うことにした。しかし、海はがれきだらけで撤去の作業が必要だった。船も流されていた。そのうえ、次の年の準備をしないと、養殖を続けられない。震災前と同じ規模に戻るまでに5,6年かかった。海は表面上は元通りになったように見えるが、海の中には大きな変化が生じた。海の底にはまだがれきが残り、水深も変化、さらに酸素の供給、産卵の場所となる藻がなくなってしまった。現在、カキの死滅が多いとのこと原因を追及し打開することがこれからの課題だという。
このような状況で、三代目の晃一さんがさらにおいしいカキを作ろうと努力している。来週は晃一さんのインタビューを放送。

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