8月7日(月)放送分

熊本県南阿蘇村 震災ミュージアム体験・展示施設「KIOKU」統括ディレクター久保尭之さん
玉置佑規アナウンサー 電話インタビュー

2016年4月14日、16日、熊本県熊本地方で震度7の揺れが28時間以内に2度発生。歴史上例を見ない大規模災害となった。先月15日、熊本県北東部にある南阿蘇村の震災遺構「旧東海大学阿蘇キャンパス」に新たに、震災ミュージアム体験・展示施設「KIOKU」がオープンした。「KIOKU」の統括ディレクターを務める久保尭之さんにインタビュー。施設には、発災当時の映像をまとめたシアターや、当時の写真、なぜ地震が起きたのかわかりやすくまとめられたジオラマ、土砂崩れに押し流されてしまった車などが展示されている。「KIOKU」の開館と合わせて、最後のインフラ復旧と言われていた南阿蘇鉄道も復旧し、ようやく復旧が一段落したと久保さんは話す。マイナスからゼロに戻ったところから、プラスに伸ばしていくという意味で、本格的な復興を進めていかなければいけないと語る。地震は日本で生きていくうえで絶対に避けては通れない。備えも含めて自然現象を災害に繋げないためにできることはなにか、自然とともに生きるためのヒントを考えてもらう場にしていきたいと話す。

東松島市 株式会社東松島観光物産公社 門間眞紀江さん
林田悟志アナウンサー 取材リポート

7月14日、東松島市の野蒜海水浴場が海開きした。昨年、震災発生後初めて12年ぶりに海開きしたが、新型コロナウイルスや天候不順もあって来場者は約2700人と震災前の1割未満だった。今年は行動制限のない夏休みということで、力が入る。運営する株式会社東松島観光物産公社の門間眞紀江さんにインタビュー。
震災発生直後、海水浴場は壊滅状態で希望が見えない状況だった。2011年4月に会社で招集がかかり、市役所の鳴瀬庁舎の観光課を間借りして仕事を再開。一番力を入れたのは遊覧船の再開だった。
今年5月に新型コロナウイルスが5類に移行して観光客は戻ってきたそう。
7月15日は雨により遊泳禁止にしたが、16日、17日は多くの人が訪れ賑わったと話す。今年は8月20日まで開設。

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