11月20日(月)放送分

なとり夏まつり 灯篭流し 格井直光さん
守屋周アナウンサー 取材リポート

8月12日に名取市閖上で開催された「なとり夏まつり」で灯篭流しが13年ぶりに復活した。大正時代に始まったお祭りで、大漁旗を船に飾り付けた海上パレードなど港町ならではの催しでにぎわった。その後「なとり夏まつり」に変わり、催しは各地に分散、花火は閖上で打ち上げられるようになった。東日本大震災で閖上は甚大な被害を受け、花火の打ち上げはられない年が続いた。去年は1万発の花火が夜空を彩った。そして今年は13年ぶりに灯篭流しが復活。閖上で生まれ育ち、長く閖上の街やまつりを見届けてきた格井直光さんは、ずっと灯篭流しの復活を願っていた。待ち望んだ灯篭流しについて、格井さんさんは震災前のイメージとは異なるそう。震災前のまつりの様子を知っている人が少なくなったことが原因なのではと話した。

東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

今年8月、宮城県は大地震の被害を分析する第5次地震被害想定調査の報告書をまとめた。東日本大震災発生時の津波は、海面が少し低い状況だった。今後発災する際、時間帯によっては海面が高い状況にある可能性がある。その場合は防潮堤を越えると想定され、避難が必要となる。複合災害についてもどのような対応ができるのか考えてほしいと今村教授は話す。第5次地震被害想定調査は宮城県のホームページでご確認ください。

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