10月27日(月)放送分

・亘理町 わたり温泉 鳥の海 取材リポート

リポート:飯野雅人アナウンサー

今月4日に亘理町のわたり温泉 鳥の海が3年7ヶ月ぶりに営業を再開しました。海の目の前にあるロケーションのため、震災時に11メートルの津波が5階建ての建物の2階部分にまで及びました。当時から再オープンまでの話を佐藤仁志さんに聞きました。
再開までに時間がかかったのは資金の問題。観光施設は災害給付金の対象外のため、資金を工面するために苦労しました。ガレキ処理の作業員のための寄宿舎として2年間貸し出しをしました。そのため内装工事を後に回し(去年12月にスタート)、外装や機械室の改修などから手を付けました。そして、念願の再オープン。今のところ日帰り温泉だけの営業ですが、宿泊やレストランは周辺の復興状況次第。整備計画のある避難道路で安全の確保ができてからと佐藤さんは言います。それでも日帰り温泉と同時にふれあい市場も営業を再開しました。近くの水産工場も既に稼働を再開しているので、徐々に元の姿を取り戻しつつあります。
浴場は建物の5階にあり、東に太平洋、西に蔵王連峰が見えます。美肌にも良いということで、地元の人達だけでなくボランティアの方々、県外からの利用者も多く、賑わいを見せています。時間はかかるけれども震災前以上の環境や施設が整うことを佐藤さんは望んでいます。

・七ヶ浜町 漁師 鈴木直也さん 取材リポート

リポート:藤沢智子アナウンサー

来月9日に七ヶ浜町の中央公民館内、すぱーく七ヶ浜で「第15回ボッケと収穫祭」が開催予定です。過去にこの番組でも七ヶ浜のボッケを紹介していますが、ボッケと言えばこの人、七ヶ浜ボッケ倶楽部七友会の鈴木直也さんを1年ぶりに訪問しました。
ボッケをはじめ七ヶ浜には美味しい魚がたくさんあります。しかし、地元の魚を食べたい、買いたい!と思っても店がありません。七ヶ浜を愛する鈴木さんはもっと七ヶ浜の魚を知ってもらおう、食べてもらおうと強く思っています。その代表がボッケ、そのために開催されるのが「ボッケと収穫祭」です。
改めて開催日時をお知らせします。
11月9日(日) 午前9時~午後2時 会場は、すぱーく七ヶ浜です。
ボッケ鍋の試食(9時半か~無くなりしだい終了)の他、七ヶ浜の魚、野菜の旬の市、ゲームコーナーなども行われます。ボッケのシーズンは来月下旬頃までと短いです。是非この機会に七ヶ浜のボッケを堪能してはいかがでしょうか?鈴木さんをはじめ、七ヶ浜の漁師達の熱い想いを受け止めて下さい。

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