Archive for 2020年4月27日

4月27日(月)放送分

2020年3月11日(水)放送
東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」ダイジェスト
石巻市雄勝町「おがつ店こ屋街」
加納 竜司さん・阿部 久良さんのお話

東日本大震災の津波で被害を受けた石巻市雄勝町。仮設の商店街
「おがつ店こ屋街」で寿司店「伝八寿司」を営む加納竜司さんと
漁村の民泊を推進している「湊泊推進協議会」の阿部久良さんの
お2人にお話を伺いました。
震災から9年。津波で店を失い、仮設にて再建。それからあっと
いう間に時が過ぎたという加納さん。本設の雄勝硯伝統産業会館
と雄勝観光物産交流館の完成を翌月に控えこれまで営業していた
仮設店舗を離れ、新たに出店する準備に追われていました。一方
震災の1年前に故郷に戻り、家業のホタテの養殖に勤しんでいた
阿部さん。震災後、養殖業は廃業し、漁村の魅力を発信しながら
交流人口を増やす活動に奔走します。これからの雄勝を盛り上げ
新たな魅力を発信していきたい…お2人の強い気持ちを知ること
が出来ました。
新型コロナウイルス感染拡大防止により雄勝の新たな2つの施設
の開館は延期されてしまいました。加納さんのお店も既に完成し
ていますが営業を始めることが出来ず、今の状況に大きな不安を
抱えているそうです。後日電話にてお話を伺いたいと思います。

4月20日(月)放送分

2020年3月11日(水)放送
東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」ダイジェスト
「南三陸ハマーレ歌津」その2
千葉 教夫さん・高橋 武一さん・伊藤 孝浩さんのお話

東日本大震災で津波被害を受けた南三陸町歌津の伊里前商店街。
仮設商店街を起こし、移転を繰り返しながら、2017年4月に
本設オープンした「南三陸ハマーレ歌津」。先週に続き、商店街
づくりに奔走する千葉さん、高橋さん、伊藤さんのお話をお伝え
しました。商店街前を通る国道45号線の整備が進む一方、延伸
する三陸自動車道。さらに周辺他地域で運営される商店街も増え
ており、「南三陸ハマーレ歌津」がこれからも人が集まる、通過
されない場所であり続ける為に必要なこと、「歌津で生きる」と
決めた若い人達に向け「南三陸ハマーレ歌津」が果たすべき役割
など、真剣に話す御三方の姿が印象的でした。

その後、国道45号線は今月8日に開通しましたが、新型コロナ
ウイルスの影響で通行する車両は少なく、飲食もテイクアウトに
移行しているそうです。また、お話をお伺いした交流施設「かも
め館」も今日から休館になりました。後日詳しいお話を電話等で
お伺い出来ればと考えています。

4月13日(月)放送分

2020年3月11日(水)放送
東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」ダイジェスト
「南三陸ハマーレ歌津」その1
千葉 教夫さん・高橋 武一さん・伊藤 孝浩さんのお話

東日本大震災により津波の被害を受けた南三陸町歌津の伊里前商店
街。その後、仮設商店街を起こし、その後移転を繰り返しながら、
2017年4月に本設商店街「南三陸ハマーレ歌津」がオープン。
努力と工夫を繰り返しながら本設の商店街づくりに奔走し、店舗を
営む千葉さんと高橋さん。本設営業開始を機に新規でカフェの営業
に臨む伊藤さんに震災から9年を経た南三陸町歌津の現状と今後に
向けたお話を伺いました。
復興と共に増える来客、しかし5年を過ぎるとその足は徐々に途絶
えていきます。こうした中、遡ること江戸時代から続く商店街を続
けていくことの苦労、未だ豊富な海の幸が眠る歌津の海への想いを
共有する方々のお話を伺うことが出来ました。

4月6日(月)放送分

2020年3月11日(水)放送
東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」ダイジェスト
ゲスト:東北大学 災害科学国際研究所 教授 遠田 晋次さん

政府が今年1月発表した地震調査委員会算出による地震の発生確率では
宮城県沖で30年以内にM7.4前後の地震が発生する確率は50%か
ら60%に上がりました。プレートがゆっくり滑る余効変動により次の
宮城県沖地震が起こる時期が早まる可能性があると分析されています。
また仙台市の真ん中を走る「長町―利府断層帯」いわゆる「活断層」は
かつての阪神淡路大震災で「直下型地震」を引き起こしたものであり、
宮城県でも地震への備えをする上で無視出来ない存在であり、震源も浅
く一度発生すると大きな揺れが伴います。加えて仙台市には「愛子断層」
も存在しており、警戒を怠ってならないことを改めて訴えました。
そして新型コロナウイルス発生による避難の方法や避難所運営のあり方
について予め考えておく必要があることを指摘しました。