Archive for 2021年9月27日

9月27日(月)放送分

山形県山形市 有限会社西谷 西谷 友里さん
藤沢 智子アナウンサー 電話インタビュー

「ENJOY BVOUSAI」とデザインされた、靴箱サイズのおしゃれな箱。
災害が起きた時に便利なアイテムが入っている防災ボックスです。
去年3月11日に山形県山形市で日用品や消防用品を取り扱っている
有限会社西谷が手掛けたものです。
ちょっと変わったネーミングの箱には「断水時に便利なアイテム」が
が入っています。「おいしそうな」非常食、使い捨て容器、紙タオル、
歯磨きシート、泡無しシャンプー、簡易トイレなどが入っていますが、
一番大切な「水」が入っていません。「水は手軽に買え、自分で準備
出来るから大丈夫」というママ達の声を反映し「水」を抜きました。
西谷さんは3人の子供を育てながら、防災士として同じ世代の不安や
悩みを調査する中「ママの視点」で集めたものをおしゃれに活用して
もらおうと箱のデザインも気を遣いました。
この「ボックス」は日々「進化」を続けています。「おいしそうだか
ら非常食を食べてしまった」「リモートワーク中のランチに最適」と
の理由から、使ってしまった非常食を補充する「ちゃっかり補充ボッ
クス」を作りました。まさに利用者とのコミュニケーションの中で生
まれたものです。
新型コロナ禍社会に向けた新たな提案を考えている西谷さん。これか
らの展開にも注目です。
「ENJOY BVOUSAI」はネットショップで購入することが出来ます。
「さくらんぼ県の防災やさん にしや」で検索してみて下さい。

9月6日(月)放送分

東松島市矢本 あおい団地 小野竹一会長
藤沢智子アナウンサー 取材リポート

東松島市矢本の「あおい団地」を訪ねました。JR東矢本駅の北側に、東松島市が整備した集団移転団地です。この団地には自治会があり、連合組織「あおい地区会」の会長・小野竹一さんは、集団移転にむけて結成した「まちづくり整備協議会」でも中心的な役割を担ってきました。
このあおい団地の目標は、「日本一のまち」。そのために新たな街づくりについて意見を集約したり、自分たちでルールを作成するなど、工夫した街づくりが行われてきました。
団地には現在600世帯が暮らしており、1丁目から3丁目までに分かれています。それぞれに公園や集会所が整備され、開放的な街並みが広がっていますが、様々な世帯が集まっているため、悩みも多いといいます。それぞれの悩みを共有し、連合組織として解決していく流れができることで、住民が積極的・自発的となり、一人ひとりの負担も減ります。
自治体として、このような活動を15年以上続けていますが、小野さんは、ソフト面の充実に終わりはないとも話します。住民自らが、住んでよかったと思える「まちづくり」を目指してこれからも活動は続きます。