Archive for 2022年4月25日

4月25日(月)放送分

南三陸町 合同会社でんでんむしカンパニー 代表・中村未來さん
伊藤晋平アナウンサー 取材リポート

東日本大震災のボランティアをきっかけに2012年から南三陸町に移住した中村未來さん。合同会社でんでんむしカンパニーを立ち上げ、古民家を再生した宿泊施設「みんなでつくった小さな宿 のん」の運営、耕作放棄地を活用した藍の栽培や藍商品の販売、古材や南三陸杉を活用した木製品・家具作りを行っている。
2015年から古民家の再生をスタートし、2021年7月に「みんなでつくった小さな宿 のん」をオープン。1000人を超える人たちの支えもあり、10年がかりを想定していたプロジェクトは、6年という早さでお客様を迎えられるように。
心と体の状態を崩しても続けられたのは、支えてくれた人たちに完成した姿を見せたいという思いと、好きという気持ち。一度立ち止まり、始めた当初の気持ちを思い出して、「楽しむこと」を大切にした。
子育てをしながら自然と触れて活動する、自身の生活を、ひとつのモデルとして見てもらえればと語る。
中村さんの「やりたいこと」はまだ尽きない。

radikoのタイムフリー機能で5月2日までお聴きいただけます。
3・11みやぎホットライン | TBCラジオ | 2022/04/25/月 19:00-19:30 https://radiko.jp/share/?sid=TBC&t=20220425190000

4月18日(月)放送分

石巻市 水月堂物産株式会社 阿部壮達さん
守屋周アナウンサー 取材リポート

宮城のお土産、おつまみとして有名なほやの燻製「ほや酔明」。製造・販売しているのは石巻市・流留の水月堂物産株式会社。人気を博すまで、幾度も苦難に直面してきた。
東日本大震災で渡波の主力工場が被災。お客様からの要望もあり、できるところから事業再開へ。しかし、機械の鉄が曲がり使えないものが多く、さらに主力商品の「ほや酔明」を作るためのほやが手に入らない。幸運にも韓国に輸出されていた宮城県産ほやを見つけ、逆輸入。
震災後はマーケットの変化に対応するため、お土産として伸ばしていこうと試行錯誤。
新幹線に限って販売をするという約束があり悩む中、新幹線の車内販売をやめるというニュースが。交渉の結果、駅などでも販売できるようになった。新商品開発を試みるもなかなかできなかったが、コロナ禍にようやく完成。
阿部さんは「運がよかった」と振り返る。「今後は地元に愛される商品を作りたい。同時に食品以外の分野も考えたい。そして地元の方に入社してもらえるよう、人材育成にも力をいれたい。」と語った。
今夜のお酒のおともに、あの人へのお土産にいかがですか?

radikoのタイムフリー機能で25日までお聴きいただけます。
3・11みやぎホットライン | TBCラジオ | 2022/04/18/月 19:00-19:30 https://radiko.jp/share/?sid=TBC&t=20220418192548

4月11日(月)放送分

石巻市 震災遺構門脇小学校
増子華子アナウンサー 取材リポート

東日本大震災で被災した石巻市の門脇小学校校舎が震災遺構として、4月3日に一般公開されました。鉄筋コンクリート3階建ての校舎は津波と火災の被害に遭いました。1階の天井近くまで浸水し、その後の火災でほぼ全焼。地震発生当時、学校にいた約200人の児童たちは近くの日和山に避難し無事でした。
津波からの避難は「垂直避難」「遠くより高くへ」が鉄則といわれています。ただ、津波火災では「二次避難」「三次避難」が大切になります。
訪れた方の中には卒業生で現在教員の方も。「その地域の地形や特色にあわせて避難を。子供たちをどのように守っていくか、震災の経験と教訓をどのように伝えていくか、ずっと考えていかなければいけない」と話していました。
解説もありますので、訪ねてみてはいかがでしょうか。