●きょう（２３日・天皇誕生日）
　北海道付近で低気圧が発達し、冬型の気圧配置が強まったため、東部を中心に風が強まりました。最大瞬間風速は、石巻で２７．７メートル、大崎市古川で２６．４メートルと、大崎平野から石巻方面を中心に強まり、JR在来線は東北本線を中心にダイヤに大きな乱れが出ました。強い風とともに寒気が流れ込み、日中はほとんど気温が上がらず、最高気温は未明に観測した所が多く、日中は５度以下で経過しました。晴れ間が出たものの、西部を中心に雪や雨が降り、栗原市駒ノ湯では、きのうからの２４時間に３０センチ近い雪が降りました。
　今夜は、強い風の峠は次第に超え、雪の降り方も次第に弱まる見込みです。

●あす（２４日・振替休日）
　午前は東部を中心に晴れますが、午後は気圧の谷の影響で再び雲が広がりそうです。　きょうほどの風ではありませんが、午前を中心に風がやや強く吹く時間もありそうです。洗濯物など飛ばされないように気をつけましょう。
　最低気温は０度前後まで下がり、濡れた路面が凍結するおそれがあります。最高気温は高い所で１０度前後まで上がるものの、次第に日差しが弱まるため、それほど暖かく感じられないでしょう。

●暖冬で寒さの耐性が弱まる？？？　
　この冬は、全国的に気温が高く、雪もかなり少なくなっていますが、時折、流れ込む強い寒気で気温が下がった時、やたら寒く感じられたことはないでしょうか？　人は、それまでの気温経過で、身体が徐々に順応していくと言われていることから、同じ気温（数字）であっても、冬の入口と出口とでは体感がかわるとも言われています。この冬は、これまでにないほどの暖冬であったことから、いつもの年であれば、それほど厳しくも感じられない気温（数字）でも、かなり寒く感じられる人がいるかもしれません。
　こうした中、今週は、低気圧が次々に通過し、日差しが弱い日が多いだけでなく、週の後半には強い寒気の南下も予想されています。平年を少し下回るくらいの気温でも、かなり寒く感じられるかもしれません。まもなく３月に入りますが、気温（数字）の高さだけでなく、実感としても春本番の暖かさになるのは、３月に入ってからとなりそうです。

（２３日午後５時発表）