今日のお天気コラム

更新
このコラムは、月~金曜日に更新されます

天気ゆっくり下り坂 夜遅くから雪や雨も

●きょう(25日)
 大陸から前線が本州付近に伸びてくるため、昼前からは曇り、夜遅くには県の南部から雨や雪が降り出すでしょう。
 けさは暖かい空気が残り、最低気温は仙台で5.1度など、4月上旬並みの所が多くなりました。最高気温はきのうと同様、10度前後まで上がり、3月下旬並みの所が多くなるでしょう。

●あす(26日)
 明け方にかけて前線上を進む低気圧の影響で南部を中心に雨や雪が降るでしょう。その後も上空の気圧の谷が近づくため雲が多く、夜は再びやや広い範囲で雨や雪となりそうです。
 最低気温はけさより3度前後低く、内陸では氷点下の所もあるでしょう。最高気温は7度くらいの所が多く、平年並みとなりそうです。

●暖冬だと夏はどうなる?
 気温の高い傾向が続いているこの冬。気象の世界で冬と定義されるのは12月から2月にかけての3か月で、去年12月1日からきのうまでの仙台の平均気温は4.6度となっています。これまでの冬の平均気温が最も高かった記録は、2006年~2007年の4.2度で、この冬はこれを更新することが確実な状況です。
 では、冬の気温が高いと、夏はその気温の高さを引きずって猛暑になるのか?はたまた反動で冷夏になるのか?気になるところですが、過去のデータを見ると、冬と夏の気温に相関関係はみられません。一方で、スーパーコンピューターにより長期的な大気の流れを計算し、半年後の気温のある程度の傾向は予想することが可能です。きょう午後には気象庁からこの夏(6~8月)の暖候期予報が発表されますので、注目して下さい。

(午前9時30分更新)