●きょう（３月１日）
　高気圧に覆われるため、晴れや曇りとなるでしょう。低気圧が日本の東に離れていくため、西寄りの風がやや強く吹きそうです。
　暖かな空気が流れ込んでいるため、けさの最低気温は仙台で３．６度など、４月中旬から下旬並みの所が多くなりました。最高気温は１０度を上回る所も多く、３月下旬から４月上旬並みとなるでしょう。スギ花粉の飛散がやや多くなるおそれがありますので、花粉症の人は注意して下さい。

●あす（２日）
　本州の南海上と、日本海を、低気圧がそれぞれ東よりに進むでしょう。これらの影響で朝から雲に覆われ、昼過ぎから夜のはじめ頃は雨や雪の降る所が多くなりそうです。
　明け方までは晴れるため、最低気温はけさより４度前後低く、内陸では氷点下の所が多くなるでしょう。最高気温もきょうより４度前後低くなり、平年並みとなりそうです。

●観測史上１位の暖冬に　この先も高温傾向続く
　気象の世界で冬と定義される１２月から２月が終わりました。この３か月間の仙台の平均気温は４．６度で、平年（１９８１年～２０１０年）を１．９度上回り、過去最も高かった２００６～２００７年の４．２度を更新して観測史上最も暖かい冬となりました。最低気温が０度を下回る「冬日」も２５日しかなく、観測史上最も少なくなりました。
　今月も気温が平年より高い傾向は続いていきそうで、今のところ長く続くような寒の戻りは予想されていません。ただ、南から特に暖かい空気が流れ込んで低気圧が発達したりすると、その直後に反対に強い寒気が流れ込み、一時的に寒くなることもありえますので、寒暖差には注意が必要となりそうです。

（午後５時更新）