朝焼け・夕焼けフォトコンテスト

「朝焼け・夕焼けフォトコンテスト2012」に多数のご応募をいただき、ありがとございました。選考の結果、次の3作品を賞に選出しました。受賞されたみなさん、おめでとうございます!

大賞・はなももさん(名取市)

【評】柿の木のシルエットと夕焼けがとてもいい雰囲気です。柿の木をよく見ると、所々に実が付いたままの状態。これは「木守柿」といって、収穫を神様に感謝したり、野鳥などのために残す風習です。本格的な冬の訪れが間近に迫った晩秋の一コマを、うまく一枚の写真にまとめました。

マサ賞・まるちゃんさん(七ヶ浜町)

【評】菖蒲田海水浴場の朝日を撮影した写真です。この地域は、去年の東日本大震災で大きな被害を受けた場所の一つ。津波に耐え抜いた防潮林の向こうに立ち昇る朝日が、復興に向けて歩みを進めている私たちを、まるで後押ししてくれているかのようにも思えます。

尾崎賞・myu_22さん(名取市)

【評】名取市閖上の名取川河口で、護岸工事をしている特殊車両と朝日を撮影した写真。「マサ賞」を受賞した写真と同様、私たちに大きな力を与えてくれそうな印象を受けます。また、“働く車”として見ても、カッコよさが感じられますね。

総評

3回目を迎えた「朝焼け・夕焼けフォトコンテスト」。前回に比べて応募枚数は少なくなりましたが、それでもレベルは確実に上がったと思います。残念ながら、賞から漏れてしまった写真の中にも、数多くの優秀な作品がありました。みなさんのコンテストにかける熱い想いが、写真からよく伝わってきました。

今年、鮮やかな朝焼けや夕焼けがなかなか見られず、チャンスを逃してしまった方も多かったのではないでしょうか?それもそのはず、11月は低気圧の影響を受けやすく、日照時間は県内各地で平年の8割ほどにとどまりました。気仙沼や亘理など5地点では観測史上2番目の少なさとなるなど、太陽を隠してしまうような厚い雲に覆われやすい悪条件となってしまったのです。

そんな中でも、今年のコンテストには、延べ300通を超える応募をいただきました。応募してくださったみなさん、ありがとうございました!