12月21日(月)放送

女川町 旧女川第四中学校生徒教師10年ぶりの再会
阿部一彦先生(元教師)
リポート:石澤ディレクター取材リポート

三陸海岸、牡鹿半島五部浦湾。この静かな湾に面した地にかつての女川町立女川第四中学校がありました。その中学校は2010年、過疎化の影響で閉校。その翌年東日本大震災が発生し卒業生の思い出が詰まった校舎は津波に飲み込まれました。
 先月14日、女川町野々浜の学校跡地で教師と卒業生が再会しました。かすかな記憶をたどり、10年前のタイムカプセル「自分宛の10年前の手紙」を掘り起こします。母校の廃校と震災…10年という歳月をそれぞれに噛みしめました。
 場所を替え、それぞれ掘り出した自分宛の手紙を読む教え子。その姿を目の当たりにし、当時の主任だった阿部一彦先生は教え子を前に特別な思いを募らせます…
 それぞれの道を進む卒業生。タイムカプセルをあける事でよみがえった絆と故郷・女川への思いは色あせる事はありません。

塩釜市 やま登 畑中眞由美さん
「再起 海鮮食堂やま登、12月10日オープン」
リポート:伊藤晋平アナウンサーリポート

 塩釜市で食堂を営んでいた畑中さんは、「海鮮食堂やま登」を震災前、元の場所でお店を再建し12/10オープンすることができました。震災後は、仮設商店街から塩釜マリンゲートで営業を続けていましたが、営業期間を経て、今回いよいよ元の場所に戻ることになりました。新しく再建したお店でも震災前にあったテーブルをずっと使い続けています。畑中さんは再オープンについて「やるしかない」と何度も繰り返し話していました。支えてくれる人のためにも…
 そして新たにもう一人強力な仲間がやま登に加わりました。20歳の息子、一行さんです。畑中さん自身は「生涯現役」と言っていますが、頼れる息子がいるだけで心強い存在。ふたりで新しい「海鮮食堂やま登」を築いていきます。

■「海鮮食堂やま登」
塩竈市杉の入4-3-17

<お知らせ>
来週12月28日(月)放送の3.11みやぎホットラインは、震災4年目の「被災地宮城の動き」をダイジェストでお送りします。
また、新年1月4日(月)の番組はお休みします。

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