Archive for 2011年12月26日

12月26日(月)ホットラインスペシャルで紹介のお弁当

『ワタママ食堂』オープン

石巻市渡波小学校の避難所で自ら炊き出しを行ってきた渡波のお母さんたち「ワタママ」。おいしくバランスのよい食事で避難所を支えてきましたが、避難所が閉鎖された後、お弁当屋さんをオープンさせました。お年寄りや工場、がれき処理現場などにお弁当を届けています。1食350円でボリュームたっぷり、地元の方の味の好みに合わせたお弁当が評判を呼んでいます。JR渡波駅近くで、お店でも販売しているそうですよ!仕事をし、おいしいお弁当を喜んでもらえることが、震災から立ち上がる力になっていきそうです。

12月26日(月)1時間半の生放送

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者
気仙沼市内の手信号終了、自動化へ

・浜田のカキ復活!

松島と塩釜の間、利府町の浜田漁港。浜田カキ生産組合も津波被害を受けました。が、各地から種ガキの支援を受け、例年の半量ながら収穫の目途が立ち、今月いよいよ焼きガキをふるまうカキ小屋の営業を再開!浜田のカキのファンも、復活の知らせに足を運び、変わらぬ味わいのカキに舌鼓を打っています。しかし焼きガキの販売が再開した一方で、生ガキの販売のために必要な海水を殺菌する機械の入荷が遅れています。年内には機械が届き、間もなく生ガキの販売も再開できるのでは、とのこと。震災で自宅も失い、営業していた飲食店の再開もままならない組合員の方が元気を取り戻すためにも、早く宮城の味が戻るといいですね。

・仙台市若林区荒井で山本アナウンサーリポート

農業を営む熊坂さん。農地のがれきの撤去は済み、土の上の層の取り除きが行われました。来年は米づくりの再開を目指していますが、除塩についての調査・作業はようやく年明けから。農機具も失われ、作業の再開まではいくつもの問題が残っています。浸水地区でありながら熊坂さんの地区では8割の方が戻って暮らしていますが、今後の生活についても、被害状況が各戸で異なり、地域で温度差があります。よりよい生活のために意見を出し合い進んで行きたいと話してくれました。

・岩手・宮城内陸地震から3年

くりこま耕英震災復興の会の大場浩徳前会長にインタビュー。地震で大きな被害を受けた栗駒山も、今年は紅葉狩りに大勢の観光客が訪れました。地震から4回目のクリスマスを迎え、ようやく震災前の暮らしを思い出す場面も。今年の震災による被災地の方を受け入れ、温泉で心を癒してもらうという交流の機会も設けました。3年前に受けた恩を、できることから返していきたいとのこと。

12月19日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・生活不活発病について 瀬野整形外科診療所・瀬野幸治先生

「生活不活発病」・・・その名の通り生活が不活発になっておこる病気。足の力が弱くなってくる、心臓や肺の能力が落ちてくる、精神面ではうつ病や認知症の症状に見えるような症状が表れる。新潟中越地震の時に、災害のあとにおこりやすい症状であることが分かり、東日本大震災後の調査でも高齢者にこの症状が見られた。避難所や家でじっとしていることが発症につながる。瀬野先生によると「治らない病気でも、予防できない病気でもない。周りの人の気づきが大事で、以前と比べて歩きにくい、動かなくなっていると感じたら声をかけること。すべてを手助けするのではなく、役割を与えることも一つの方法。」とのこと。動きにくい環境ができてしまうと、徐々に動かなくなっていってマイナスのサイクルを作ってしまうことに。病院の帰りに『お大事に』と言われるが、『動かないで』という意味ではない。道具でも人間の体でも、『大事に使う』というのは『無理をかけない』『適切に使う』ということ。単に運動をすればよいというものではなく、人間が自分の中で「役割」「生きがい」を持って生きることが、生活不活発病を防ぐことにつながると話してくれました。

・いちご園初出荷

亘理町の安住いちご園。津波で壊滅的な被害を受けたハウスで秋に植え付けが行われ、いよいよ今日初出荷!クリスマスに間に合いました。「もういっこ」という宮城の品種。色づいていくイチゴが安住さんに元気を与えた様子ですが、地下水が使えず、作業に支障が出ている状況は変わらないとのこと。個人で上水道をひくことに。今年は平年の6割の収穫にとどまりましたが、来年は例年通りの作付を目指します。ハウス被害のみならず、家や車も津波の被害を受けていますが、少しずつもとに戻すように進んでいきたいと話してくれました。

「鬼太鼓座(おんでこざ)」 が牡鹿中に!

プロの創作和太鼓集団 「鬼太鼓座」 が、この大きな太鼓や櫓をトラックに積んで、宮城にやってきました!力強く勇壮な演奏に、訪れた住民の皆さんも大きな拍手を送っていました!
アナウンス部・山本義幸

盲導犬協会 仙台訓練センター!

青葉区茂庭にある、盲導犬協会仙台訓練センターにいってきました!
センターでは盲導犬、そして活動をPRするPR犬が出迎えてくれました!
やはり、訓練やしつけがしっかりされているので、おりこうさん!そしてなんといっても、かわいらしいですね★

震災で訓練センターも多くの困難があったようですが、また通常業務が再開できたことを、大変うれしく思います。

粟津ちひろ