Archive for 2011年11月28日

11月28日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・大崎市西古川「寒梅酒造」

大正5年から地酒「宮寒梅」を造り続けてきた蔵元ですが、今回の地震による大きな揺れで蔵が損壊しました。瓶詰めの済んだ新酒やタンクの酒も被災し、商品が不足する中、4月にはなんとか営業を再開。しかし歴史ある蔵は修復が難しく、新たに再建することとなりました。同じ場所で蔵を再建し、一から酒を仕込むのには大変な費用がかかりますが、古川の水、そしてこれまで支えてくれた人とのつながりを諦めて他の地に移ることは考えられなかったということです。新しい蔵の引き渡しは12月3日。いよいよ新しい酒造りが始まります。

 
・名取 方言を語り残そう会

これまで、地域の方言を収集し「方言かるた」を作るなどふるさとの言葉の伝承を続けてきた「方言を語り残そう会」の皆さんは、仮設住宅で方言をテーマに語りあり、笑いありのイベントを定期的に開催しています。今回、震災を五七五で詠んだ句集「負げねっちゃ」を発行。方言を故郷の財産として伝えていきたいという想いと、震災を語り継ごうという想いから発行された句集は大きな反響を呼んでいます。五七五だからこそ想いがそこに流れ込み、気持ちを集約して伝えることができると言います。

名取復興イベント!

19日に行われた名取の復興イベントに参加してきました。
予想をはるかに上回る会場のお客さんの数・・・
その数、なんと1000人ほど!!!だそうです。
イベントはとても盛り上がり、常にみなさんの笑い声で
あふれていました。
やはり「笑う・笑顔でいる」ということが、一番の元気の
素になりますね。
これからも毎日笑顔で過ごしたいですね・・!!
粟津 ちひろ

11月21日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・気仙沼の小山裕隆さんインタビュー

裕隆さんは「コヤマ菓子店」の5代目。店は津波で全壊してしまったが、8月に再オープン。気仙沼の若手経営者でつくる町づくりサークル『気楽会』の代表としても気仙沼の元気を発信しています。昨日は、「元気をもらう旅 気仙沼ひとめぐりツアー」を開催。県外から来た旅行客を気仙沼のあちこちに案内して現状を見てもらったそうです。

・名取で開催された復興イベント

「一般社団法人悠優会 児童デイサービス And You」が主催した復興イベントを粟津アナウンサーが取材。障害を抱える子供たちに、学校終わりに放課後ケアをする施設である「And You」は、子供たちの笑顔をとりもどしたい、また支援をしてくれた全国の方に感謝の気持ちを伝えたいということで、ショーやゲームなど盛りだくさんの楽しいお祭りを開催しました。11月19日(土)に開催されたこのイベント、1000人を超える親子連れの笑顔があふれました。

 

古川の商店街

先週の番組で紹介した大崎市古川の玉野化粧品

と、ソマキ音楽教室


店舗を共同で利用することで、音楽教室での子どものレッスンを待つ間に、
お母さんが化粧品を選んだりサービスを受けたり・・・という時間が作れるようになったそう。

菊地舞美

11月14日(月)放送分

・JNN三陸支局から熊谷記者

・志津川の「三線ずジュニア」

志津川高校の工藤やよいさんは、避難所を支援してくれた沖縄の自衛隊を通して出逢った「三線」に魅せられ、20人の子供たちで「三線ずジュニア」を結成。今も仮設住宅の集会所で三線の練習を続けています。メンバー全員が練習場所を見つけるのは難しい状態で、全員が集まって活発な活動を・・・とまではいきませんが、長野の祭りに招待されてのステージも。恩返しのために沖縄を訪れ、演奏を聴いてもらうのが夢だそう。キラキラした瞳が印象的でした。

・大崎市古川の商店街

津波被害のなかった内陸・大崎市古川でも、地震による建物の損傷が激しく、伝統ある商店街にも大変な影響が。全壊し営業できなくなった店舗や、移転を余儀なくされた店舗も。今回取材した玉野化粧品とソマキ音楽教室は、新しく見つけた店舗に共同で移転。共同で店を利用することで、相乗効果による新しい展開も。お客様の声に背中を押され、使命を果たすべく頑張っている皆さんの姿がありました。