Archive for 2012年1月30日

1月30日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・山元町で災害ボランティア

宮交観光サービスが企画したボランティアツアーに大久保アナウンサーが参加。今回は民家の庭の清掃と、町内の側溝の泥のかきだしを行いました。県内で災害ボランティアに参加した人数は去年5月のピーク時と比べて10分の1程に減っていますが、避難指示による立ち入り禁止が去年11月に解除されたばかりの山元町の海辺の地域では、民家の掃除などがようやく始まったばかり。津波の被害があった市町には、人の手でなければできない作業がまだまだたくさんあります。今回利用したボランティアツアーは、旅行会社からの指示に従って服装、持ち物などを準備して参加すれば、ボランティア経験のない個人でも参加ができたので、大学生などの若い方から、定年退職後のご夫婦まで、老若男女問わず多くの方が参加していました。首都圏から参加した女性は、「もうすぐ一年が経つのに瓦礫が残っている。まだまだ時間がかかると思った」と、ボランティアに参加して初めて実感したこともあったようです。

・気仙沼市本吉町で守屋アナウンサーの取材

高台から海岸に向かって降りて行くと、瓦礫が積まれていたり、建物の土台だけが残っていたりと、津波の爪痕が残る本吉町。海水浴シーズンには特ににぎわう大谷海岸は、堤防が破壊され、松林も砂浜も流されました。しかし、道の駅大谷海岸は、震災から一ヶ月半でプレハブによる食堂と物産店で再開し、住民をはじめボランティアや作業員の方の力になっています。道の駅大谷海岸の駅長によると、専門家は「砂はいつか必ず帰ってくる」と話しているとのこと。海水浴客のにぎわいが早く戻ってくることを祈りたいです。

1月23日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・亘理町常南タクシーの新たな挑戦

荒浜に完成した真新しいプレハブの建物。町が事業者のために建てた仮設事務所。畳店や板金店などとともに、常南タクシーが入居しています。タクシー5台のうち、営業していなかった2台は流されましたが、残る3台で震災当日から営業を続けていました。事務所も家も被災し、自らも避難していた避難所で、被災者の足として利用されましたが、避難所が解消されると、これまでタクシーを利用していた地元の高齢者がいなくなったことから、営業が厳しくなりました。そこで、経営者の高橋さんご夫婦で介護ヘルパーの資格を取得して介護タクシーの営業をスタートさせ、新たな需要に応えようという挑戦が始まりました。なんとか荒浜の皆さんに帰ってきてほしい、という強い想いがあります。

・亘理町の中華料理店「万里」頑張ってます!

鳥の海で黄色い外壁がたんぽぽのように見えるお店が営業を再開しています。中華料理の「万里」津波で食材はもちろん、設備も流され、一時はここでの営業再開は考えられなかったといいます。しかし、ホテルの料理長もしていたご主人、最上さんの味のファンが営業の再開を待ち望んでいました。ボランティアさんも1ヶ月近くをかけて店内の片づけをしてくれて、「絶対に再開しなくてはダメですよ」と涙を流してくれたといいます。ボランティアは横浜消防署の方で、約束のしるしにとヘルメットを置いて行きました。12月にようやくオープンにこぎつけ、ヘルメットはお守りのように店内に飾ってあります。周りにまだ何もない荒浜で、人が集まれる場所ができました。仮設住宅などから足を運ぶお客さんもいて、「体に気を付けて頑張らなければ!」と最上さんも想いを新たにしているようです。

1月16日(月)放送分

・JNN三陸支局から佐藤友寛記者

・山元町で頑張る海苔卸業者

創業50年を越える山元町の海苔卸業「岩佐海苔店」。ご夫婦二人三脚でやってきたご商売ですが、塩釜に仕入れに行っていたご主人は、今も行方が分かりません。奥さまの志津子さんは事務作業や営業を担当していたため、仕入れの経験がなく、一時は仕事もやめようと思ったそうですが、お客様に背中を押される形で営業を再開。同業者にも助けられて初めての入札にも出かけました。山元町で仕事を再開することこそが大事と話してくれました。岩佐海苔店がある山元町体育文化センターの仮設店舗では、岩佐海苔店と理容店が営業を始めていますが、今月末から来月上旬には、ラーメン店などもオープンを予定しているそうです。

・震災復興お茶キャラバン

京都でこだわりのお茶を作り販売している「京都おぶぶ茶苑」の皆さんが、自慢のおいしいお茶を携えて仮設住宅などを回り、お話会を開いています。今月4日から約3週間、岩手県から神奈川までの被災地をまわり、「真冬の東北をお茶であたためよう」というプロジェクトが、「震災復興お茶キャラバン」。これまでのべ100人を越える方がボランティアとして参加しています。お茶があるからこそ「おいしいお茶だね」と会話が弾むそう。

1月2日 新年1回目の放送

新しい年の始まり、宮城県内各地と電話を結んでお話をうかがいました。

・登米市津山町若者総合体育館 仮設住宅の阿部さん
・亘理町 安住いちご園の安住巌さん
・名取市箱塚グラウンド仮設住宅 太田さん
・気仙沼市 コヤマ菓子店 小山裕隆さん

それぞれのお正月に、明日への一歩の兆し。
おくつろぎの夜に生出演、ありがとうございました。

安住さんのいちご!

12月19日に藤沢アナが初出荷をリポートした安住さんのいちごです。

 

 

 

 

きれい!宮城で開発された新しい品種「もういっこ」です。

まだまだ解決しなければならない問題はたくさんありますが、安住さんの表情にも明るさが。

 

 

 

 

初出荷の貴重なイチゴ!お先に少しだけ・・・甘くておいしかった!!