Archive for 2020年3月2日

3月2日(月)放送

台風19号襲来から来月で半年 丸森町 宍戸克美さん
古野真也アナウンサー取材リポート

丸森に65年間お住いの宍戸克美さんは、10月の台風19号により自宅が床上浸水しました。特に農地が壊滅的な被害を受け、栽培していた作物は全滅・敷地内のビニールハウスも4つが半壊、1つが全壊となってしまいました。
自宅は2/1からボランティアの方が入り、(福島、仙台市内の高校生、社会人男性の9人)屋根の裏まで泥を落とす作業が行われました。中でも大学時代に宍戸さんにお世話になった社会人の男性は、農業体験で大学院時代に見た光景とは大きく変化していたため「想像以上の被害があり驚いた、恩返しをしたいとの想いできたが町全体の被害もひどく、宍戸さんの気持ちが計り知れないことを知った」と話してくれました。
丸森町のボランティア需要はまだまだあり、家によって復旧の進捗が違うので、今後は被災者にあった作業を細かく対応していく必要があります。現在コロナウィルスの影響でボランティア作業は一時停止となっていますが、今後の再開時にはぜひみなさんの力を貸してほしいものです。

石巻市鮎川浜 「ホエールタウンおしか」代表理事斎藤富嗣さん
藤沢智子アナウンサー取材リポート

鮎川浜を目の前に臨む場所に、牡鹿半島の観光拠点となる施設「ホエールタウンおしか」が去年10月にオープンしました。きょうは海を目の前に「鮎川まちづくり協会」代表理事の斎藤富嗣さんに施設内を案内してもらいました。
館内は、広々としていて震災があった時の資料などがオープンスペース・交流施設で見ることができます。また、鯨の商品も購入できる観光物産交流施設「Cottu」もあってとても充実しています。飲食店も3店舗あり、仮設で営業をしていたこがね寿司さんなどが出店されていて鮎川の食を楽しむことができます、さらに休憩スペースでは網地島を眺めることのできるガラス張りのスポットもあります。
おしかホエールランドは、2020年の春にオープン予定で鮎川の街づくりの拠点となる予定です。また、3月11日の特別番組「絆みやぎ明日へ」にもスタジオ出演が決まっています。ぜひこの活気に満ちている鮎川のお話しをお聞きください。