Archive for コーナー

10月10日(月)放送分

ママにおススメ!防災の心構えスペシャル
 大久保 悠アナウンサー 取材リポート

 9/30(金)に太白区中央市民センターで行われた「ママにおススメ!防災の心構えスペシャル」という講座を取材しました。センターでは2014年度から3年連続継続で子育て世代への防災講座を開催しました。参加者は10名。
 講師は、防災コーディネーター、防災士の田中勢子さん。クイズ形式の「クロスロード」というゲームで、防災グッズ、非常持ち出し袋に入れる便利な物の紹介、2本立てでした。
 具体的には「こんなシチェーションなら、あなたはどっち?:集会所に避難しました。しかし子供がなかなか泣きやまず迷惑になるからさてどうする?→外に出る(Yes)または出ない(No)どちら?」…答えは、外に出ない、ですがグループの皆の意見を聴きながら、身近な事例で判断力をつける、等の内容の講座です。
 参加されたお母さんは「東日本大震災時は、こどもがいなく“母”として避難する、という意味を改めて考える良い機会。安心感につながる材料をひとつでも増やしていければ」と、感想を話してくれました。
 なかなか普段顔をあわせる事が少ないなかで、このような機会を地域で自然に協力し合えるのは、いざという時に心強いですね。今後も太白区中央市民センターでは、防災意識を高めるための取組みについて、注力してきたい、ということです。
 
熊本地震で被災した益城町との交流
 伊藤晋平アナウンサー 取材リポート

 あすと長町仮設住宅で自治会長を務めた、飯塚正弘さん。現在は長町の復興公営住宅に入居し集会所のレイアウトをつくったり、公営住宅内の“つながり”を保つために尽力しています。
 その飯塚さんは、熊本地震で被災した益城町に行き、東日本大震災での経験を地元の方へ伝えてきました。516万世帯が入居する熊本県内最大の仮設住宅にお住まいの、吉村静代さんに会って話をしてきたそうです。自分達の経験の中で大変だったこと、行政に働きかけて改善して貰ったことなどを交流の中で伝えてきたそうです。また今後、災害公営住宅の中のコミュニティを形成する中で“つながり”を持つことがいかに重要であるか、益城町でも感じていることがわかりました。
 飯塚さんは現在までの経験を今後も伝えていくため「つながりデザインセンターあすと長町」を開設しました。復興の第2ステージに入った宮城県は、今後も各地へ経験を伝えていくため尽力します。

3月11日(金)放送

東日本大震災 特別番組 絆みやぎ~明日へ~

東北放送ラジオ「スマイル~風の歌声~」
<東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」(12:15~)内>

震災1カ月後の2011年4月に女優の綿引さやかさんは引き寄せられるように山元町に入りました。縁もゆかりもない山元町でボランティア活動を行った数か月。
「何か出来る事をやらせてください・・・」そんな無謀な申し出を山下中学校の当時校長先生だった渡邉修次先生は受け入れてくれました。
ミュージカル女優を目指していたあの頃。避難所になった山下中学校で、思い半ばだったあの日、山元町で子どもたちと遊び、歌いました。
 その後、1万5千人の中から選ばれ念願だった「レ・ミゼラブル」の舞台に立つことが出来たのは、山元町での時間があったから。
今では、私の心のふるさとになりました。

【放送予定日】
東北放送ラジオ「スマイル~風の歌声~」
3月11日(金)12:15頃~13:15頃出演
<東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」(9:00~16:00)内>
・中国放送(広島);3月12日(土)20:00~21:00
・北日本放送(富山);3月12日(土)18:00~19:00
・新潟放送(新潟);3月13日(日)11:00~12:00
・ラジオ福島(福島);3月13日(日)14:00~15:00
・STVラジオ(北海道);4月11日(日)27:00~28:00 他

是非お聴きください。

2月29日(月)放送

石巻市 石巻BBスポーツ 小山勇一さん 毛利光治さん
リポート:伊藤晋平アナウンサー

 石巻市にあるスポーツ用品店「BBスポーツ」はオープン直前に震災にあい開店が延期となりました。しかし震災後2011年6月にオープン。現在開店から間もなく5年が近づいています。
 店の小山さんは震災当時店内には仕入れしたスポーツ用品などはおいておらず助かった、と話します。しかしなんとかオープンしたものの周辺でスポーツをしたいという雰囲気ではなく、お祝いムードとはいきませんでした。当時不安の中、常連さん等店に顔を出してくれたお客さんに心のつながりを感じたと振り返ります。石巻地域の野球人気は、2012年の高校野球「21世紀枠」で甲子園に出場した石巻工業高校を思い出す方も多いと思いますが、市内の競技人口は実は減少しているそうです。特に少年野球チームは震災前の3分の1位になってしまったそうです。
 そして、毛利光治さんが監督を務める社会人野球チーム「石巻日和倶楽部」は、2011年に1度だけ休部したものの日本で3番目に古い創部102年のクラブチーム。部員数も一時減少したものの若い選手が入団しています。今後は勝負にこだわって石巻の野球熱を復活させるべく日々練習に取り組んでいます。震災から5年。石巻BBスポーツのこれから、そして日和倶楽部の今後の戦いに注目していきたいと思います。

南三陸町さんさん商店街 季節料理志のや 高橋修さん
リポート:林田悟志アナウンサー

 2012年2月25日にオープンし32店舗が軒を連ねる南三陸さんさん商店街。今年はオープン4周年の記念イベントが開かれ大いににぎわいました。商店街は現在の仮設での営業はことし12月に閉鎖され、来年3月に約10メートルかさ上げした志津川地区の復興市街地の早期まちびらきエリアに移転して営業を再開します。震災から5年の商店街の現状と今後を取材しました。
 さんさん商店街季節料理志のやの高橋修さんは先日の4周年記念イベントを振り返り「4年というのは早い短いは体感人それぞれ。でも自分達を応援してくれた人に感謝の気持ちをこめてキラキラ丼を先着10名に半額特典などで提供してみたら、朝早くから行列が出来て嬉しかった」と歓びの声。しかし開業1年目から比べてみると来場者数はおよそ20万人の減少傾向。回復には大変な努力やアイディアだ必要と感じています。そこで地元の商店街に声をかけて「グルメ研究会」を立ち上げもっと面白いものを作ろうという取組を開始しています。震災前はライバル同士だったお店同士で協力し合い、新メニューを開発しようと準備中です。
 今年12月の商店街移転の際は、仮設店舗すべて本設へ移るわけではなく再開を迷っている店も多いとのこと。これまで通りの商売が新しい場所で出来る見込みは厳しく、新設での営業になる来年からが本当の勝負だとお話し下さいました。

11月2日(月)放送分

・仙台市津波避難訓練について
リポート:林田悟志アナウンサー

11月1日(日)に宮城野区の岡田小学校で行われた「仙台市津波避難訓練」。訓練は午前8時30分に三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し仙台市内で最大震度6強を観測したという設定。当日は天気が悪い中、一般市民およそ240人、岡田小学校の児童171人と学校職員が参加し本格的かつ大規模な避難訓練が行われました。
 訓練に参加した人は屋外に設置された避難階段を使っての訓練。「階段76段は、屋上に到達するころには息が切れてしまった」「子どもと避難することを考えると少し大変かも」との感想も。お年寄りの方は消防局員や若い人が手を貸しながらの避難訓練となりました。
 また、参加した岡田小学校の生徒は「災害はいつ起こるかわからないので日頃の備えは大事だと思った」「非常用持ち出し袋を準備している」等話してくれました。
 その他消防局による防災授業が行われ、遊びの中から防災についてを学ぶひとコマもありました。屋上に取り残された人たちを消防ヘリで釣り上げる大掛かりな訓練の様子も児童・市民が見学。災害に備えての大変重要な訓練となりました。

・「名もない花たちの演奏会」について
ゲスト:副代表 雲走範子さん

 「名もない花たちの演奏会」とは2011年3月11日の東日本大震災直後に視覚障碍者が中心となって立ち上がったボランティア団体。視覚障害者が中心になり、自分達のできることで被災された人たちの力になりたい、と音楽家たちと組んで仙台・名取・槻木・北海道(旭川)などをめぐりチャリティコンサートを行っています。演奏会で得た募金は、東日本大震災の被災地に寄付し、障碍者の社会参加も兼ねた活動となっています。
 来週11/8(日)には、仙台メディアテークでチャリティコンサートを開催。東北大学の小林教授と「東日本大震災と消えゆく方言に関する講座」や雲走さんの「泣いた赤鬼」の朗読(語り)、演奏会などもあります。障碍者も健常者も心からの想いが被災地に届くよう力を尽くすとのことですのでみなさんもこの活動を是非応援してください。
【名もない花たちの演奏会】
・日時 2015年11月8日(日)午後1時~
・場所 せんだいメディアテーク7階 スタジオシアター
    (入場無料)
・お問い合わせ 080-1658-8459(山下)、090-7669-2133(雲走)
※尚、入場無料ですが募金箱を設置し、募金額から必要経費を除いた金額を塩竈市役所に寄付します。

 

3月23日(月)放送分

スタジオ 藤沢智子アナウンサー
     飯野雅人アナウンサー

○本日は、先日3月11日に放送した特別番組「絆みやぎ明日へ」で募集した「忘れないであの日のこと」について、番組中ご紹介できなかったメッセージをご紹介します。