Archive for 情報

5月13日(月)放送

10連休の気仙沼について
気仙沼支局 重富記者電話リポート

今年2月16日に三陸道小泉海岸ICが開通し、ついに仙台と気仙沼が1本の道でつながりました。この開通により所要時間は10分短縮され、運転での疲労も軽減されました。また、気仙沼大島大橋が開通し、今年のGWは半世紀以上に渡って島民が待ち望んでいた「命の橋」が開通して最初の連休でもありましたね。
GWは三陸道は南三陸町内から市内まで渋滞、市内中心部までも大島大橋へつながる道は大渋滞しました。県によると5/3の朝7時から夜7時までに大島大橋を渡って大島に入った車と島から出た車の合計数は8003台とこれまでの調査で最も多かったことがわかりました。経済効果は食堂やお土産屋、キャラクターグッズなどの売り上げに大きく影響しました。宿泊施設も本土と島の共存共栄で満室が続いていて、お客様を奪い合うというようなことはありませんでした。
そして3月にオープンした気仙沼市の伝承館(気仙沼向陽高校旧校舎)は、10日間で1万2千人(1か月半の総入り数)を記録しました。熊の出没など心配な面や課題もありますが、今後もこの賑わいは継続しそうです。

名取市図書館オープンから5カ月経過して
粟津ちひろアナウンサー取材リポート

東日本大震災の大きな揺れで被害を受けた名取市図書館は、震災後閉館となり、昨年12月9日に新名取市図書館が再オープンしました。閉鎖中は、図書館ボランティアのみなさんの力を借りて館内を整理、自動車図書館や書庫を活用して2011年5月から屋外で図書の貸し出しを行っていました。
2012年1月に「どんぐり子ども図書室」を仮設図書室を、そして2013年1月には大人向け「どんぐり・アンみんなの図書館」を敷地内にオープンさせ、名取市図書館は多くの支援で仮設での図書館運営をしてきました。
2018年12月9日、JR名取駅前に念願の新しい図書館がオープン!新聞・雑誌・児童書、カフェも併設している名取市図書館は4か月でなんと10万人、GWには13万人を達成、オープン当初の予測を超え、年間30万人の方が利用するのではないかと言われています。既に地元の皆さんに愛されている図書館ですが、館長の柴咲悦子さんは「もっと閖上など沿岸の方も今後利用して、日常生活を豊かにしてほしい」と話してくれました。

11月28日(月)放送分

宮城県漁業協同組合代表理事 理事長 小野喜夫さん
電話リポート

11月22日(火)午前5時59分におきた福島県を震源とするM7.4の地震で宮城、岩手、福島の3県の沿岸部に津波警報が発令されました。本日は宮城県漁業協同組合組合代表理事の理事長、小野喜夫さんに電話を繋ぎ、津波の影響・宮城県の漁業被害についてお伺いします。
○津波の影響
当日朝小野さんは、防災集団移転で高台に住居があるため安全を確認しながら、午前7時30分頃まで東松島市の大浜の様子を確認しにいきました。
大浜には当時関係者が誰もいなかったため、人的被害はありませんでしたが、港では船がひっくりかえったりする大きな影響がありました。仙台港の津波の潮位が1番高かった、と報道がありましたが大浜では2m40cmの津波があり、改めて震源地からの距離、そして浜の地形によって津波の高さがかわることを確認しました。
○漁業被害
収穫期を迎えた牡蠣、わかめにも影響がありました。海中につるされているものは表面からは見えないため、今後落下などの被害が明らかになるだろうと予想しています。また来年収穫するほややホタテなども落下していないか心配です。
津波は海全体が動くため、台風のように風の被害で波が立つ、ことではありません。今後も被害の状況が明らかになってくるのかと思うと大変心配です。

南三陸戸倉 海のビジターセンター開業
伊藤晋平アナウンサー 取材リポート

11/19に南三陸戸倉にオープンした「南三陸・海のビジターセンター」は、三陸復興国立公園や周辺の自然の情報を発信し、自然と触れ合う機会を提供しています。さらに地域の豊かな自然を守りながら森・里・川・海のつながりが体験できるプログラム等の事業を行っていきます。
 場所は南三陸戸倉の海のそば。防潮堤の脇にあります。2階のテラスからは志津川湾を望むことが出来ます。コンロなど料理が出来る設備、研修室などがあり非常に充実しています。
センター長の平井和也さんは関西のご出身。東京でのサラリーマン生活を辞めて海に携わる仕事を重ねていきます。東日本大震災時は沖縄で子どもたちに海の素晴らしさを教えていましたが、震災の後どうしても南三陸の自然、海の素晴らしさ、恵みなどを子どもたちに教えていきたくなり、4年前に移住してきました。
 改めて南三陸の子どもたちに海の魅力を教え、森・里・川・海のつながりの重要さを伝えていきたいとお話し下さいました。

8月22日(月)放送(台風9号関連の情報)

※本日の3.11みやぎホットラインは、予定を変更して台風9号関連情報をお伝えします。

10月26日(月)放送分

・仙台市津波避難訓練について
ゲスト:仙台市地震防災アドバイザー 針生勝弘さん

11月5日は「防災津波の日」。
何故「津波防災の日」かというと、東日本大震災を教訓として震災が起きた平成23年に新たに制定されました。古くは1854年11月5日に南海トラフ沖を震源とする巨大地震「安政南海地震」が起き、稲わらに火を付け大津波から逃げる人々を高台に避難させ、いのちを救った「稲わらの日」という逸話から、東日本大震災の甚大な津波被害を踏まえ広く津波対策について理解と関心を深める事を目的に津波避難訓練を11月1日に実施します。
 
【仙台市津波避難訓練】
(訓練想定)
1.津波想定   午前8時33分に宮城県に大津波警報発表
        午前9時15分に仙台港に7mの津波が到達
2.津波広報訓練 津波情報伝達システム
訓練当日(11月1日)の午前8時33分より、仙台市東部地域に設置している76基の屋外拡声装置から、5分間隔で3回津波広報訓練を実施します。
※拡声装置は大音量で鳴りますので、拡声装置の近くにお住まいの方につきましては、ご了承ください。

■詳しくは
仙台市危機管理室減災推進課 
電話 : 022-214-3049 
ファクス : 022-214-8096
メールアドレス : kks000130@city.sendai.jp

・TBCツイッターアラートについて
 TBC気象台 尾崎尚之気象予報士

 45,000人余がフォロ―している「TBC東北放送 防災減災・災害情報」。今年10月13日より新たに「TBCTwitterアラート」の本運用を開始しました。
 緊急性や重要性の高い気象情報をプッシュ通知などで利用者のみなさんにいち早くお伝えします。「TBC東北放送 防災減災・災害情報」のアカウントをフォローした上でアラートを受信するよう設定し、ご活用ください。

11月17日(月)放送分

女川町「被災地のこどもたちのための放課後学校 向学館」
聞き手:伊藤晋平アナウンサー
女川向学館 松本 雄二さん 川井のり子さん

この女川向学館は、NPO法人カタリバが設立した被災地の子供たちのための放課後学校「コラボ・スクール」で、地元小中学校生の学習指導と心のケアを行っています。震災後は避難所生活などで、学生の勉強する場を確保する役割も担ってきました。向学館の卒業生とともに被災した「ふるさと女川」を発信しようと「さんまdeサンバ」をプロジェクト化。「東北復幸祭<環 WA>in PARIS」で生徒らが主導、発表も行いました。
現在は、町内の学校の先生と向学館の先生が一体となり連携しながら子供たちの学びの環境を整えています。
被災体験や向学館での学びの時間を将来、自分自身の強い力に変えてほしいとお2人は話してくれました。

東松島の米の新品種「かぐや姫」で情報発信
聞き手:飯野雅人アナウンサー
東松島市 木村正明 さん

東松島市の特産米「かぐや姫」は、日本一収穫が遅い極晩種の米。特産米にもかかわらず現在東松島市では木村さんのみが生産しています。
食べておいしいのは当たり前。ブランド米として付加価値を付けたい、と木村さんはかぐや姫の販路を関東方面に求めています。しかし、被災地東松島市の現況は関東では伝わりにくく、米価の下落や後継者(担い手)不足の問題などもあり販路確保は大変難しいものとなっています。それでも木村さんはかぐや姫とともに東松島市の情報を発信していきたいと願っています。

このかぐや姫、10月20日放送の「東松島食べる通信」10月号で特集があります。情報誌+食材という新しいツールで木村さんの思いを読みながらかぐや姫のお米も食べれますので是非購入してみてください。